2014年2月27日木曜日

SUITO春号で和の世界にどっぷり

すっかりご無沙汰しております。

SUITO編集長の金子です。

オリンピックが終わりましたね。

国は関係なく見入ってましたが、挑む選手の姿を見て、

「努力」というものについて、改めて考えてみた日々でした。


さて、今年の新潟市の冬はいつになく穏やかでした!(まだ油断はできませんが)

夏は夏らしく、冬は冬らしい、四季がはっきりしている新潟の暮らしは、

豊かなものだとしみじみ思いますが、

こんな穏やかな冬もそうそうないと思うので、しかと満喫したいと思います。



例年より、春を待ちかねる気持ちは弱いかもしれませんが、

でもやっぱり心躍る季節はなんといっても春です!





本日2月28日発売の春号SUITOは、春を先取りする「和食」&「和菓子」特集です。

(立ち読みはこちら

「春」を五感で感じるのに、これほどぴったりのテーマはありません!

2013年末にユネスコ無形文化遺産への登録をきっかけに、

「和食の魅力を再発見!」という特集になったかと思います。


和食と切り離せない「和菓子」では、米どころだけに餅菓子が人気ですが、

季節の意匠をモチーフにする本格的な上生菓子を出す店もあります。

その見た目も「銘」も風情のあるものばかりで、

まさに「五感」で季節を楽しませる演出にこだわった、おもてなしのお菓子です。


和食にも、和菓子にも、日本人が世界最長の歴史の中で培ってきた

美意識と精神性が凝縮されています。


東京オリンピック開催が決まり、「国際化」ということが改めて言われ始めました。

英会話スクールに駆け込むのも大事ですが(笑)

まずは自分が育った国の歴史・文化をきちんと理解するということが大切のように思います。

日本で生まれ、日本で生活していれば自然と身につくというものでは、すでになくなってしまったからです。


中でも、毎日の生活の中で心身を養ってきた「食」の文化は、日本人そのもの。


今回、新潟の雑誌として、新潟の地域色を出しながら、ご紹介しています。


和食を通して、改めて日本文化というものを考えてみるのも面白いですね!


わたしが今回特集を通して、日本の食文化に見た日本文化のキーワードは「受容と洗練」。

異文化を食べ物のように、貪欲に飲み込み、しっかり咀嚼して、消化(昇華)し、

要らないものは排出して、シンプルな本質を血肉とする。それが日本のスタイル。


わたしはそんなイメージを持ちましたが、みなさんの考える「日本文化」の粋とは何でしょうか?


みなさんのとって、いろいろな思いが広がるきっかけになればうれしく思います。






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