みなさん、こんにちは。
編集部の金子です。ご無沙汰しております!
すっかり涼しくなりました。新潟の短い夏、みなさま満喫されましたか?
夏の余韻をあっさり吹き飛ばすかごとく、SUITO最新号の秋号が発売になりました!
巻頭特集は、実りを季節を迎え、旬の味覚が盛りだくさんの里山へ「新潟の里山を味わう」。
THE新潟の秋!それは黄金色に輝く稲穂! これぞ新潟の原風景!!という表紙でございます。
どんなに町中でも、どこかに田んぼ。隙さえあれば田んぼ。
車で5分も走れば、だーっ!!!と田んぼ。それが新潟です。
新米、新蕎麦、キノコ、お芋、栗、秋のフルーツの数々…
豊かな大地と、汗水垂らしてコツコツと生産者の方々が育んだ美味の数々に、
新潟で暮らすことのぜいたくさを感じられずにはいられません。
まさに「今」しか味わえない、おいしいものが盛りだくさん!
冬を前に、おいしいものを求めて遠出も楽しんでおきたいですね。
新潟のお米のおいしさがわかったのは、実は東京での10年を経て新潟に戻ってからでした。
普通だったらまず東京に行った時に違いがわかりそうなものですが、
それまでボケーッと生きていたのでしょう、何の気づきも不満もなく。
食べ物に意識を払う余裕がなかったと言った方が正しいのかもしれませんが
嵐のような東京生活を終えて新潟へ帰って来た時に、
まずそこらのスーパーのおすしが「おいしすぎるっ!!!!」と感動したのでした(そこ?)
どこで食べてもまずお米がやたらとおいしい。
野菜もお魚もおいしいのですが、ご飯に関しては全体のクオリティが高いというか
「お米がおいしくない」ということがない。普通にうまい、じゃなくて、「うまい」が普通。
これが新潟だったのかと。
それから、10年。思えば遠くへ来たものです。
お米に関しては、かつての魚沼コシヒカリ信仰から、実情はどんどん変化しています。
わたしたちを取り巻く自然環境、社会環境が、激変しています。
すこやかな「おいしい」は、ただそこにあるものではない、ということがわかった今、
自分たちが受け取った「おいしい」を次世代に渡すために
私たち大人たちができること、すべきこととは何か。
日々の暮らしの中で個人ができることはささやかなことでしょうが、
自分が思うよりは、きっと、ずっと、たくさんあるのだろうと思います。
新潟の里山で行われているさまざまな取り組みも記事に盛り込みました。
「支援する」という意識も日々の選択基準に大きな影響を与えるのではないでしょうか。
選択基準の一つのご参考になればと思います。
自然の食べ物をいただくときに、その背景にあるものに思いを馳せることで
おいしさやありがたさは何倍にも膨らみます。
「感謝」の反対は「当たり前」と言いますが、
安全でおいしい空気も水も食べ物も、心癒やされる里山の風景も、当たり前ではない……
秋は身近にある新潟の豊かさを改めて感じられる季節。思い切り満喫したいですね♪